2008年 02月 08日
修士論文 |
修士論文の提出・発表が終わりました。
タイトルは「建築設計におけるアブダクションの基礎的研究」です。
今まで「閃き」という言葉で暗箱的に捉えられていた思考過程を
アブダクション(仮説推論)という概念を使って論理的に理解しよう、という研究です。
京大の学生20人に、まずカッターを使ってピーマンのカタチ遊びをしてもらい、そのモデルから自由に発想して住宅を設計してもらいました。
僕の論文にはこのようなピーマンの写真が、何十枚と出てきます。
アブダクションというのは推論の1つの形式なのですが、演繹や帰納に比べると聞き慣れない方も多いと思います。「謎解き推論」と言った方がイメージしやすいでしょうか。何か驚くべき事実(=謎)を目の前にしたとき、なぜそれが起こったのか、その理由を説明する仮説の提案を行うのがアブダクションです。
「ピーマン(野菜)から住宅を設計する」という謎を、どのように解いていくのか、その思考過程を分析をしました。さまざまな思考過程を発見でき、とても興味深かったです。
論文を書くのは生まれてはじめてだったのですが、いかに自分が今まで不確かな知識をもとに思考していたのかを痛感させられました。本当にいい経験になったと思います。
この一ヶ月は論文に追われ、設計の方が小休止に入っていたので
これから仕切り直してがんばろうと思います。(h)
タイトルは「建築設計におけるアブダクションの基礎的研究」です。
今まで「閃き」という言葉で暗箱的に捉えられていた思考過程を
アブダクション(仮説推論)という概念を使って論理的に理解しよう、という研究です。
京大の学生20人に、まずカッターを使ってピーマンのカタチ遊びをしてもらい、そのモデルから自由に発想して住宅を設計してもらいました。
僕の論文にはこのようなピーマンの写真が、何十枚と出てきます。
アブダクションというのは推論の1つの形式なのですが、演繹や帰納に比べると聞き慣れない方も多いと思います。「謎解き推論」と言った方がイメージしやすいでしょうか。何か驚くべき事実(=謎)を目の前にしたとき、なぜそれが起こったのか、その理由を説明する仮説の提案を行うのがアブダクションです。
「ピーマン(野菜)から住宅を設計する」という謎を、どのように解いていくのか、その思考過程を分析をしました。さまざまな思考過程を発見でき、とても興味深かったです。
論文を書くのは生まれてはじめてだったのですが、いかに自分が今まで不確かな知識をもとに思考していたのかを痛感させられました。本当にいい経験になったと思います。
この一ヶ月は論文に追われ、設計の方が小休止に入っていたので
これから仕切り直してがんばろうと思います。(h)
by onishi_hyakuda
| 2008-02-08 16:41